スキル無し28歳独身女の転職記
内定先:ライター職(正社員)
○転職希望条件
1、年収をあげる
2、スキルアップする
3、残業少ないところ
○活動期間
2023年2月〜2023年11月
○内定獲得時スペック ※一部フェイク
MARCH文系卒
28歳独身女
教育業界1年(契約社員)→不動産事務4年(派遣)(転職1回)
年収250万
○受けた会社
書類選考150社ぐらい
面接15社ぐらい
内定2社
○資格
普通自動車免許
簿記3級
心理カウンセラー(通信講座で取ったやつ)
料理検定3級
漢字検定3級
○本業以外のボランティアなど
悩み相談ボランティア(2年)
ライターボランティア(半年)
クラウドワークスで声優(有償)(1ヶ月)
〜副業迷走編〜
2023年2月
私は焦っていた。
金がねぇ。
1月にふと思いったって一人暮らしを開始。
そこで初めて自分の収入を把握した大バカ。(下調べしろ)
実家にいたときはアフタヌーンティー行き放題、ホテルビュッフェ行き放題の贅沢三昧。
実家だとなんやかんや暮らせてしまうので、金のことを気にしたことが無かった。
この年収では実家にいたときの暮らしはとてもじゃないがおくれない。かといって我慢しながら暮らすのは絶対嫌だった。
我慢したところで物価は上がり続けるからただただ貧乏になるのが目に見えている。
急いでまずは副業を探してみる。
自分の個人情報を担保にアンケートモニターを始めるが、毎回同じこと聞かれるのが苦痛でやめる。
趣味が高じて簡単な心理カウンセラーの資格を取っていたので、そちらの方面で探す。
ボランティアの経験もあったので副業で応募するが全く相手にされない。
ココナラも登録してみたが客が来ない。
株もライン証券で始めてみたが10円プラスになったりマイナスになったぐらいで一喜一憂している。
詰んだ\(^o^)/
副業はなんか無理っぽいので、転職を視野に入れ始める。
なぜ転職が一番の選択肢に来なかったかというと、
当時の会社が労働環境、人間関係が良すぎたので、なるべく会社を変えたくなかったのである。
事務なのに在宅ワークがあって、暇なときとか家で映画見る時間すらあった。一回もバレなかったし、なんなら2時間ぐらい寝落ちしたこともあったが心配されただけで怒られなかった。そんなことある?
これ以上良い環境は無い。だがその分給料は一生上がらん。スキルも身につかん。映画の知識だけ増えていく。
どうせ転職するなら自分の向いていることや好きなことをやってみようと思い(事務はもう飽きた)、まずは適職を考えてみることにした。
人と喋るのとか、言葉が好きなので営業かキャリアカウンセラーかライターかな〜と漠然と思っていた。
とはいえ自分で考えても世の中にどんな仕事があるかすらあんまり分かって無いので、キャリアコーチング?就職支援?の無料相談を何社か受けてみた。
〜就職相談編〜
A社
相談ってか会社紹介
やれば出来るよ!年収全然あがるよ!
あ、半年のコーチング料100万円ね!
大丈夫ローンもあるから☺️
B社
事務はさ〜、介在価値(会社に利益を生む価値らしい)が低いんだよね〜。
4年も何やってたの?
年収低いね。
未経験から営業は難しいよ〜。
ライターももっと難しいよ〜。
事務に転職するのが一番可能性あるね。
年齢的にもギリギリだなぁ、、、。
C社
覚えてない
は?
なんか全員めちゃくちゃ焦らせてくるんだが。
こいつらにめちゃくちゃ脅されて、やっと少し危機感を覚えた。
キャリアコーチングは自己分析、面接対策、入社後フォローまでやってくれるけど、いかんせん高い。
一番安いコースで1ヶ月30万とかだった気がする。
もう少し無料でどうにかならんかと思って、都内でやってる転職相談とかも使ってみた。
そして、池袋に就職相談バーというものがあると聞いた。
ここが第一の転機となる。
電話で転職時期すら決まってないんですけど、、という漠然とした感じで話したが、とりあえず来てみてということで予約して行ってみた。
元リクルート社員の人がやっているバー。
(元リクルート社員の独立して成功してる話多すぎね?)
自分の得意なこと、そもそもあんまり働きたくないこと、体力無いので残業あんまりしたくないこと、でも年収は上げたいことなど、舐め腐った相談内容だったが、否定することなく真摯に聞いてくれた。
隣で証券会社に内定が決まったらしいイキり散らかした新卒の子がいて、ちょくちょく口を挟んできたがオールスルーする。
総括すると、「カスタマーサポート(cs)」という仕事が良いんじゃないかとのことだった。
ヘルプデスクとかであれば人の相談を聞きながら業務をするので今やってるカウンセラーのボランティアに通ずるものがあるんじゃないかとのこと。
また、営業と一口に言っても、飛び込み営業がある会社と、ロケットの部品を売る会社ではだいぶ雰囲気が違う。
体力無いから無理、と諦めず、色んな選択肢があることを知ってみると良いかもね、とめちゃくちゃ有意義アドバイスをもらった。
なるほど、自分にも出来そうな仕事はありそうだ。
そして世の中には自分が思っているよりもたくさんの仕事があるのだ。
そう思い少し明るくなった気持ちで帰路についた。
そして1ヶ月が経った。
あれから?
何もしていない。
気がついたら1ヶ月経っていた。求人票すら見ていない。
だってやる気って簡単に起きないじゃん?笑
相変わらず金策に頭を悩ませながら毎日映画を見てダラダラ過ごしていたら、ラインが入った。
転職バーの人だった。
バー「あれから調子どう?」
私「あんまり進んでいません、、😅」
バー「1人でやるとなかなか進まないよね😅
転職支援無料でやってくれる人いるからさ、その人に繋げても良いかな?」
第二の転機が訪れる。
〜面接ラッシュ編〜
そういえばバーに行ったとき、csの求人に詳しい人いるから紹介するよ、と言われていた。
なるほど、こういうビジネスか。
バーに行った人を紹介業者に繫げるというね。
若干怪しい気もするが、とりあえず連絡先交換だけしてみるか。
1時間後ぐらいには連絡が来た。
ラインで簡単にcsとか良いんじゃないのって言われたんですよーとか話して、じゃあとりあえず求人送りますわ、という話になった。
すごいスピード感である。
ちなみにこの方、最後まで全てのサービスが無料だった。すごすぎ。マジで全てこの人のおかげ。
1週間後、10件ぐらい求人が送られてきた。
ざっと読んで、給料が良さそうなところと業務内容に興味があるところを選んで応募してもらった。
職種は営業、cs、SE、事務など。
更に1週間後。
全部落ちた。
は?
え、全部?
どれかはさすがに引っかかるだろうと思っていたので、この結果が予想外すぎてかなり焦った。
自分が思ってるよりも自分のスキルとか経験とか低いのかもしれん。
ここでだいぶ、かなりヤバイどうにかしなきゃと火がついた気がする。
また、10件ぐらい送られてきたので同じ感じで応募したら今度は2つぐらい受かった。
(csは書類がなかなか通らず、ベンチャー営業ばかり通っていた。)
前回のは何かのバグだったな、と思いながら久しぶりの面接に臨む。
マッチングアプリとかやって初対面と話すのだいぶ慣れてきたし、ま、俺のべしゃりでいけるっしょ、と面接の1時間前に会社HPを初めて見るという完全に色々舐めきった態度だった。
(ちなみに面接はほとんどオンライン)
(面接1時間前に会社HP初めて見るという愚行は内定獲得まで続いた。)
そして落ちる。
新卒面接では、志望動機をリアルに「金が欲しいからです」と答えていた自分からすればかなりうまく喋れていた気がするが、落ちた。
2ヶ月ぐらいこのルーティンを繰り返し、どこにも受からなかった。
自分は社会から必要とされていないんだ、、、
とどんどん落ち込んでいった。
そしてふと気がつく。
営業(もしくはcs)やりたいか?
営業の志望動機を聞かれながら、なんとか色々こじつけて喋っていたが、内心(あれ、なんでやりたいんだろう?)と思っていた。
精神的に辛いことも多々ありますが、乗り越えられそうですか、と聞かれて「はい☺️」と答えながら内心(絶対無理☺️)と思っていた。
営業をやりたい動機が無い。
新卒のとき某クソブラック企業インターシップで簡単な営業体験をしたが、そこで1位を取ったことがあるというところだけだった。(自慢だよ)
じゃあ辞めようってんでcsはそもそも書類が受からないので次はキャリアカウンセラーを応募してみることにした。
が、それも面接を受けながら結構ノルマがあるし、営業寄りの職種であるということに気がついた。(事前に調べてくれ)
そもそもメンタルが弱いので過度なプレッシャーを受ける仕事は無理。確実に泣く。
SEの会社から1つ内定を貰ったが、やっぱりSEとしての勉強を一生興味持って続けられるか賭けすぎたし、なんか無理そうな気がしたので断った。
詰んだ\(^o^)/
やりたいこともなかなか見つからないし、そもそも受からない。
どうしようかと思って友達に相談してみた。
そしてこれが第三の転機となる。
〜自己分析編〜
友達に自分は何が得意で何がストレスになるか話しながら、客観的に今の自分を見てもらった。
・人と関わるのは好きだが、毎日となるとストレスになりそう。
・分析力と行動力があるのでそこが売りになると思う。
・1人で集中出来る環境が一番力を発揮できそう。
とのこと。(友よ、本当にありがとう!)
なるほど、と思い、そこでライターという職業が候補にあがってくる。
話すのは好きだけど、メンタル耐性的に難しそう。
自分の好きや得意は何かと言ったらあとは文章だった。
別にそこまで好きなことでは無いが、昔からストレス発散のために文章書いたり、日記書いたり小さい賞(小学校の作文賞)取ったりなんやかんやずっと続けていたものであるから、武器であるのかもしれないと思った。
ただ、めちゃくちゃ好きというわけではないということ、目立った実績も無いからライター職応募を日和っていたのだ。
まぁしかし他に何があるかと言われれば特に無いのでライター職で進めてみることにした。
〜ライター編〜
ライター職に応募するには、ポートフォリオが無くてはいけない。
ブログを不定期でやっているが、人の悪口ばかり書いているので面接で見せることは出来なかった。
じゃあとりあえず経験を積もうということで、ライターのボランティアに応募した。
有償の副業で探したが、審査とかあって受からないしめんどくさいので、実績作りとしてボランティアはとても良いと思う。
このボランティアは気軽にやらせてくれたし、文章へのフィードバックももらえたのでかなり有意義だった。
経験も何も、まだ1記事しか書いていない状態だったが、エピソードを盛りに盛りまくって自己PR欄に書いた。
そして転職活動と平行していく。
業者の人の求人にはライターがなく、そもそもライターの求人は少ないとのこと。
じゃあ一旦この業者は置いといて、エージェント登録することにした。
ここで初めて大手エージェントにお世話になる。
転職アドバイスのサイト見てたら、まず最初にみなさんエージェント登録すると思いますが、って書かれててわろた。
ライターの求人がやっぱり他の職種に比べて少ないので、数撃ちゃ当たるということで5社ぐらい手当たり次第登録していった。
リクルート、doda、エン転職、色々登録した。派遣とかも登録した。
代表3社
一番適当だった。あと週休3日だし休みが多くてあんまり捕まらない。
でも求人応募は一番やりやすい。ワンクリックでいける。でも書類が通らない。
doda:
求人応募するときに必ず志望動機書かなきゃいけなくてめんどい。
エン転職:
一番使っていた。応募しやすいし他のサイトに比べて書類がよく通った。
社員3人の会社とかもあったからだと思う。(未経験オッケー求人が多い)
エン転職の出ているライター求人の、ほとんどに応募したので、会社名を覚え始める。
最初の業者とのやり取りが落ち着いて、応募から面接まで自走するようになった。
週1で面接を受けていたので、自分の中で流れが出来ていて、それにうまくのることが出来るようになったんだと思う。
面接のペースは月2ぐらいに減ったけど、求人は毎日見ていたし、エージェントからのメールも毎日来るから、嫌でも転職を意識する環境ができあがっていた。
めんどくさくなったり、やっぱりもうダメかもと思ったタイミングで、なぜか最初の業者から調子どうですかと連絡が来るので、諦めずやり続けることが出来たと思う。
そんな感じで8、9、10月と面接を受け続け、ついに11月後半、無事ライター職で内定をもらった。
〜感想編〜
一番最初の面接ラッシュがかなり効いていて、面接はすでに緊張しなくなっていたし、色んな質問されるので、事前に答えを用意出来るようになっていった。
転職活動せざるを得ない環境を作れたこと、たくさんの人に頼ったことが今回の成功要因だと思う。
そして、事務の未経験転職は最初のキャリアコーチングのやつらにも言われたけど、確かに難しいと思った。
基本的に仕事が受け身なので、エピソードを作るのが難しい。
内定もらったところも結局2年ぐらいやってた悩み相談のボランティアエピソードが一番掘り下げられたし、そこが決め手だったと言われた。
なんなら事務以外の面接で、事務の経験のことあんまり聞かれなかった。
私は働きたくなさすぎて、新卒就活も結局全て失敗し最終的にコネ入社したレベルであるが、(そこも1年で辞める)
これだけ面接であること無いことしゃべれるようになり内定も取ることが出来て、その成長具合に感動した。
やっぱり面接はフランクなやつでもしゃべってはいけないことが多い感覚があって苦手であるが。
以上で私の転職活動記を終える。
長いものをご覧いただきましてありがとうございました。
内定が決まり年収もグッとあがるので、この冬は思いっきり散財する予定である。